松岡は宮城県川崎町の酒蔵、新澤醸造店にやってきた。日本を代表する酒蔵だ。東日本大震災で被災し蔵に被害がでた。震災により樽が損傷し日本酒がつくれなくなった。先がみえず悩んでいた所、日本酒づくりを続けて欲しいと支援がきて製造を手伝ってくれたことで前向きな気持ちになったと専務は話す。その後周りの支援とともに現在の場所へ酒蔵を移転した。去年は「サケ・ブルーワー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれロンドンで受賞式が開かれ、能登町の酒蔵、数馬酒造と知り合う。今年1月の地震で数馬酒造が被災。震災の影響で酒瓶などが被害にあった。日本酒がつくれないことで宮城県の新澤醸造店が支援を申し出た。トラックにタンクをつみ被災地へ向かった。そこで完成間近の日本酒をうけとり日本酒づくりを行ったのだ。そして2月5日、能登町にトラックがやってきた。宮城で瓶詰めした日本酒が届いたのだ。宮城と石川、大地震を乗り越えより強くなった絆。地震大国、日本で暮らす私達だからできることを松岡が全力で取材した。