マラソン女子の元日本代表が急増する警察官を装った詐欺などへの注意を走りながら呼びかけた。先月千葉県市川市の行徳警察署の一日署長を務めたのは2000年にドイツのベルリンマラソンで優勝するなどマラソン女子の日本代表として活躍した松尾和美さん。特殊詐欺の被害防止を訴えるナンバーカードを胸につけ、警察官たちと約4キロを駆け抜けた。駅前ではチラシを配りながら国際電話の番号でかかってくる詐欺や警察官を装った詐欺への注意を呼びかけた。千葉県内では特殊詐欺の被害額が9月末までに約55億円と、1年間の被害としては過去最大となり、中でも警察官を装った詐欺の被害額が6割を超えている。
