およそ3000もの身近なものの中から中川さんが見つけた電力を得やすい素材は堆肥。堆肥は、電極に触れる接地面積が大きいことから電気を集める効率がよくまた電極が劣化しづらい。そんな堆肥を活用し作り上げた装置はちゃんとメンテナンスさえすれば半永久的に電気を生み続ける代物。これを世に送り出すべく堆肥の中身を改良するなどして小型化したユニットは今年秋ごろの一般販売を目指している。更に中川さんの野望は尽きない。より大きな電力の実現を目指し連れられてやってきたのは山の中の実験棟、ここでは、天候など周囲の環境が変化する中でも自然の土から得た電力だけでライトを照らす実験を行っていて今後、電子レンジなどが使えるレベルまで持っていきたいという。タイの商社のCEOが視察に来ていた。