神奈川県平塚市の住宅街の中にある創業34年の食堂「たまはん」。メニューが個性的なのが魅力。国産豚ロース3枚「ガチ旨豚しょうが焼き定食(1300円)」。フライ・ハンバーグ・目玉焼き・スパゲティ・ウィンナーが集合した「おとな様ランチ(1480円)」。人気は「メガジャンボ海老フライ(2200円)」。店特製メジャーで測ると長さは35.6cm。揚げるのは2代目店主・原田恭平さん。使うのはシータイガーとブラックタイガーの2種類。竹串を刺して2本を1本にしたら、細かめの生パン粉をしっかりまとわせ、約180℃の油の中へ。身に火が通り過ぎないうちに竹串を引き抜く。再び揚げること約3分。きつね色になれば完成。エビフライは途中で味と食感が変わる。尻尾に近いのはシータイガー。甘みと弾力が強いとのこと。酸味まろやかなタルタルソースを付ければ味変も楽しめる。お腹いっぱいになってほしいをモットーに家族で営む人気の食堂。「メガジャンボ海老フライ」の誕生は3年前。病気で倒れた大黒柱の父が不在の間、店を守らなければと人気だったエビフライをもとに考案。SNSなどで評判を呼び、新規のお客さんも増えた。息子が考えた新たな名物に父・雅夫さんは「僕にはない感覚。頼もしい」と語った。また家族みんなで働けるようになったことから、アイデア息子はさらに新メニュー「極太海老カツMAX丼(2500円)」を作った。ブラックタイガー3本を豚バラで巻いて揚げている。卵を敷いたご飯の上に極太海老フライを2本乗せたがっつり系の一杯。豚肉の肉汁がエビのうま味と合わさってうま味が倍増とのこと。