国会対応が国家公務員の長時間労働の要因になっているという指摘を踏まえ、政府は先の通常国会の会期中のうち、2月上旬から3月末にかけてのおよそ2か月間、府省庁などを対象に実態調査を行った。調査では国会の委員会に先だって議員から質問通告を受け、府省庁などが総理大臣や閣僚などの答弁を作り終えた時刻を調べた。その結果、作成を終えた時刻は平均すると委員会当日の午前1時48分で、去年の通常国会と比べて1時間遅くなった。また、答弁の作成に要した時間は、平均で7時間16分と去年よりも46分長くなっている。平大臣は「DXによる効率化など、働きやすい環境の整備に努めてまいる」などとコメント。