東京・両国国技館で名曲「昴」と「Rising Sun」を熱唱する高安関と平戸海関。満員御礼、約7000人が興奮したのは、能登半島地震の復興支援を目的に62年ぶりに開催された「勧進大相撲」。本来、寺院や神社などの建立、修繕費用などの寄付を募るが、今回は入場料の全額が被災地支援の義援金として寄付される。相撲の禁じ手などを面白おかしく紹介する初切や握手、サインなどのサービスに来場者は大喜び。写真撮影では石川県津幡町出身の大の里関に長い行列ができていた。今年2月には、被災地出身の力士らが故郷を訪問したばかり。角界から支援が続けられている。大の里関は「勝つってことがやっぱり一番の元気を届けること」とコメントし、遠藤関は「集まったお金を被災地に寄付するっていう形を取っていただいてすごく感謝しております」などとコメントした。