税制改正に向けた本格的な議論が始まるが、けさは「年収の壁」について詳しく伝えていく。「年収の壁」のうち103万円の壁は税に関する壁。年収が103万円を超えると所得税が発生することから超えないようにみずから働く時間を調整してしまうというもの。NHKが今月行った世論調査。「103万円の壁」の見直しへの賛否を尋ねたところ賛成が71%、反対が11%、わからない、無回答が19%だった。「おはよう日本」では103万円の壁を含めた年収の壁について皆さんの体験談やご意見を募集した。すると実に1000件を超える声が寄せられた。いくつか見ていく。「時給が上がるのはありがたいが、調整で全く働けない状態で職場にも迷惑をかけている」「壁さえなければもっと働きたいという従業員が多い中でもどかしさを感じている」。働きたくても働けないと嘆く声が上がった。40代の女性。会社員の女性は「大学生の長男の年収が103万円を超えたため扶養から外れてしまった。世帯的には10万円以上のマイナスになった」と体験談を寄せてくれた。その息子さんが取材に応じ厳しい現状を語ってくれた。