山口・岩国市で育った猟犬ルビちゃん。飼い主・重信さんは約50年の間、代々ビーグルを飼っていた。生後6か月ので山へ入り訓練を受けた。そんなルビちゃんは猟が終わるともらえる食パンが大好物だった。共に暮らし始めて9年の月日が経った2023年7月21日、重信さんは末期の肺がんで緊急入院。7月24日、娘ひろみさんはルビちゃんを広島県の自宅に連れて帰った。しかし家の中に入ろうとせずご飯や水にも手を付けなかった。猟犬として育ったルビちゃんは重信さんから人についていかないよう訓練を受けていた。ルビちゃんが広島に来て5日、庭でリードを離してみたところルビちゃんは壁を飛び越えて脱走。重信さんに会うため広島の家から飛び出した。