徳橋達也は日本政府の受け止めについて、非常に厳しいものと話した。韓国与党の幹部はユン大統領は外交を含む国政には関与しないとしており事実上レームダックのような状態になることも予想される。日韓関係はユン大統領のもとで大きく改善してきており安全保障の分野でも協力が大きく進んできた。外交面では首脳間のシャトル外交が復活、経済面では半導体原材料の輸出管理が解除され通貨スワップの再開、安全保障では自衛隊と韓国軍のハイレベル交流も再開された。また北朝鮮には比較的強硬な姿勢をとり日米韓の3か国連携を重視してきた。北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する情報を3か国でリアルタイムに共有する仕組みの運用も開始される。来年は日韓国交正常化60周年で官民双方で準備が進められているが先行きは不透明。超党派の日韓議員連盟が来週韓国を訪問する予定だったが中止になるという。日本政府は仮に政権交代する事態になった場合は日韓関係が後戻りすることにもなりかねないと注視している。今後は外交当局間、防衛当局間での事務レベルでの意思疎通を続けていく方針で、今日も東京にて日米韓3か国の高官が北朝鮮を巡る対応について協議を行っている。