日本では牛乳を飲む歴史が古く、今から1400年前の聖徳太子が活躍した時代にはすでに牛乳を飲んでいたという記録が残っている。その後戦国時代にかけ牛よりも馬が重宝されるようになり、牛乳は次第に飲まれなくなっていったが、江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の時代に近代的な酪農が開始。インドから牛3頭を輸入し現在の千葉県房総半島辺りで飼育を開始。1871年、明治天皇が毎日2回牛乳を飲むという記事が新聞に載ると国民の間に牛乳を飲む習慣が普及した。1947年からは戦後の学校給食が開始。アメリカからの物資提供で牛乳の脂肪分と水分を取り除き粉状にした脱脂粉乳が給食で出された。1960年頃には全国の学校給食で国産の牛乳の提供が開始となった。