常陽銀行は再来年に入行予定の新卒を対象にITやデジタルを専門とした採用枠を新たに設けることが分かった。常陽銀行は転勤があるかないかの主に2つの採用枠を設けていて、専門職の枠はなかったが、来年の春以降に採用活動を行い、再来年4月に入行する新卒を対象にIT・デジタルを専門とした採用枠を数名分、新たに設けることになった。銀行内のシステムや顧客向けアプリの企画・開発、デジタル戦略の立案などの業務にあたるという。高専(高等専門学校)などでも採用説明会を行い、学生へのアピールを強化する。情報処理推進機構が今年、企業に行った調査ではデジタル化を進める人材が大幅に不足していると回答したのは6割近くとなっていて、今後、地域の企業でも専門人材の採用が本格化しそう。