愛媛県と高知県で最大震度6弱の揺れを観測した地震から、きょうで1か月。愛媛県愛南町の外泊地区では地震で集落を取り囲む石垣が崩れるなどの被害を受けたが、地元の保存会による修復作業が順調に進んでいる。愛南町では先月17日の地震で震度6弱の揺れを観測した。海沿いにある外泊地区は台風などから家を守るため住宅の周りに石垣が設けられ、美しい景観から「石垣の里」として親しまれているが、地震により石垣が崩れて道を塞ぐなどの被害が地区の11か所で確認されたという。地区では地元の保存会のメンバーやボランティアが修復作業に当たってきたが、きょうまでに9か所で石垣の修復が完了するなど、作業は順調に進んでいる。保存会は残る2か所についても来月中に修復作業を完了させ、観光客を迎える環境を整えたいとしている。