亡くなった方に手紙を出すことができるという「漂流ポスト」。ここに毎年手紙を出し続けるという二宮たい子さん。相手は娘さんだという。二宮さんはご両親と娘さんを亡くした。瓦礫から拾い上げた写真には娘の佳奈子の幼い頃が写し出されていた。4人兄弟で唯一の女の子だったという佳奈子さん。中学から不登校気味になり、家にこもりがちになった。その後二宮さん一家は二宮さんさんの地元で生活するようになった。震災当時つ、二宮さんは仕事に出て、娘の佳奈子さんは祖父母の家に行き津波に巻き込まれたとされている。内陸に住んでいれば津波にあわなかっただろう、そう考え二宮さんは後悔の言葉を口にした。震災から5年後、二宮さんは漂流ポストを知り誰にも言えない胸のうちをしたためた。昨年、漂流ポストは手紙の供養をしてきた寺に引き継がれた。
二宮さんが長年続けてきた和太鼓を、娘の佳奈子さんは応援してくれたという。震災後塞ぎ込んでいた二宮さんを連れ出してくれたのも和太鼓の仲間だったという。今年、二宮さんは二十歳のつどいで演奏をすることに。14年めにつづる娘さんへの手紙をしたため、頑張って生きること、見守ってほしいと伝えた。
二宮さんが長年続けてきた和太鼓を、娘の佳奈子さんは応援してくれたという。震災後塞ぎ込んでいた二宮さんを連れ出してくれたのも和太鼓の仲間だったという。今年、二宮さんは二十歳のつどいで演奏をすることに。14年めにつづる娘さんへの手紙をしたため、頑張って生きること、見守ってほしいと伝えた。
住所: 岩手県陸前高田市広田町字泊53