政府は2024年度予算案の一般会計の総額を112兆700億円程度とする方向で最終調整に入った。過去最大だった今年度の当初予算は下回るものの、2年連続で110兆円を超えることになる。2日間に渡って鈴木財務大臣と各大臣の間で閣僚折衝が行われた。武見厚生労働大臣との間では焦点となっていた診療報酬や介護報酬の改定率について協議が行われた。本体を0.88%引きあがる一方、薬価は1%引き下げて全体でマイナス改定とし、介護報酬は1.59%のプラス改定とすることが決まった。専門家は、国民の保険料負担の増加は今後も避けられないと指摘している。