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「播磨灘」 のテレビ露出情報

「豊かな海」の定義について、名城大学特任教授・鈴木輝明と考えていく。”澄んだ海”とは海水中の有機物が少ない海ということ、水中の有機物量の指標であるCODが環境基準項目となり、1980年から総量削減が開始された。1995年からは窒素やリンまでも環境基準化し2002年から総量削減が強化されてきた。その結果、海域の窒素やリンの濃度が大きく低下した。一方、伊勢湾・三河湾は豊かさを失ってきた。愛知県だけでもノリの生産枚数は1/3に、全国1位のアサリ漁獲量は1/6に、イカナゴ漁獲量は1万トンあったものが0となった。この低下の背景には、窒素やリン濃度の低下が大きく影響しているという。窒素やリンは「栄養塩類」と言い、海水中の栄養塩類低下は「貧栄養化」という。ノリやアサリの激減については、「貧栄養化」と直接関係していることが明確になったが、イカナゴについてはその複雑な生態学的な特性により不漁の原因が特定されず、水温上昇が原因ではないかと推測されていた。愛知県は3月に、漁業生産に必要な栄養塩濃度は現在の環境基準値よりも高い値が必要であると報告を出した。報告された値は2000年代半ばくらいに相当する値であり、現在伊勢湾・三河湾に設定されている環境基準値は、見直す必要があるという結果。漁業を維持するためには現在の環境基準値では厳しすぎるのに、なぜそうなったのか。環境基準を設置する際、どのような環境を実現するのかという目的が設定される、これを「利水目的」という。「利水目的」には、水産以外の水浴があり、水産よりも厳しい環境基準が適用されるという前提があった。「澄んだ海」を優先した結果「豊かな海」は大きく損なわれた。
現在、水産物を安価で食したいという市民意識の大きな変化がある。良質なたんぱく資源を支える漁業の役割も重要になっている。その意味でも、水浴中心の環境基準から水産中心の環境基準への見直しは社会的変化や、経済的合理性に合致した変更といえる。今日紹介したイカナゴ資源の減少は、伊勢湾・三河湾だけの問題ではない。播磨灘でも同様の問題がおき、兵庫県の漁業関係者はその対応に苦慮し県は回復のための「貧栄養化対策」を継続中。伊勢湾・三河湾の漁業者はこの10年間厳しい経営状況にある。現在適用されている、窒素・リンの環境基準値の設定や、水質総量削減は一刻も早く見直し、生物が湧き出る”豊かな海”の回復を実現すべきとのこと。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年4月21日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
列島ニュース高松局 昼のニュース
瀬戸内海に春を告げるサワラ漁が解禁され、今朝、高松市にある中央卸売市場で初競りが行われた。春のサワラ漁は一部の海域を除いて7月中旬まで行われる。

2025年3月12日放送 15:45 - 19:00 フジテレビ
イット!All news 5
瀬戸内海の春の味覚イカナゴの漁が解禁された。今年も深刻な不漁となる見通し。兵庫県明石市の漁港ではイカナゴの稚魚「シンコ」が水揚げされたが漁獲量はここ数年で最も不漁だった3分の1およそ190kgにとどまった。これに伴い初競りでは過去最高となる1kgおよそ8000円の値を付けた。去年の播磨灘でのイカナゴ漁が初日で終了したが、今年は明日も漁を行う予定で今後の水揚げ[…続きを読む]

2025年1月15日放送 11:55 - 13:55 日本テレビ
ヒルナンデス!純烈の全国グルメ巡業
純烈が向かった姫路市で、おすすめグルメを地元民に伺うことに。駅前に約650mのみゆき通りが存在するのが特徴となっている。立喰い寿司の店は閉じていたことから純烈のポスターが貼られたMusic shop 毎日舎レコード店で話を伺うと、行きつけのお店はとんかつ いわしろと紹介されたが、ここの名物はエビフライ・とんかつ・チキンカツを卵とじした「三角物語定食」だという[…続きを読む]

2024年11月30日放送 14:00 - 14:54 TBS
違って驚き!ニッポン異常識GP日本全国 異常識なラーメン
サクッと食べに行けない異常識なラーメン、第4位は兵庫県の離島・坊勢島にある「らーめん うぉんちゅ」。看板メニューの「坊勢ラーメン」は島の名産ガンドガレイの出汁を使っている。坊勢島では干しガレイのことをガンドガレイと言い、古くから愛されるソウルフード。家島諸島などでは雑煮の出汁などに使われる伝統食材だ。

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