教員の働き方改革や処遇改善について議論してきた中教審(中央教育審議会)特別部会。公立学校の教員の給与について、残業代を支払わない代わりに支給されている上乗せ分を、月給の4%から少なくとも10%以上に引き上げるべきとしている。実現すれば半世紀ぶりの引き上げ。一方、「定額働かせ放題」ともいわれてきた勤務時間に応じた残業代が支払われない枠組みは残る。教員などから、長時間労働の抑制につながらないという声も上がっている。教員の健康確保策として新たに盛り込まれたのが、11時間を目安とした勤務間インターバルの導入。