文部科学省が令和5年度の学校保健統計調査を公表した。裸眼で視力1.0を下回る割合が小学生は約38%、中学生は約61%、高校生は約68%だった。小・中学生は10年前から約7%増えており、スマホやタブレット端末など勉強・遊びの環境変化が影響しているとみられている。一方でむし歯は過去最少となっており、全世代で最少とのこと。給食後の歯磨きや家庭の予防歯科意識の向上などが要因とされ、1日に2回歯磨きをする人の割合は昭和44年度の15.1%から令和4年度は50.8%まで増えているという。また歯磨き粉にフッ化物が配合されたことも大きく、50年ほど前からフッ化物で歯磨き指導を行っている新潟県は20年以上「むし歯が少ない県」で1位とのこと。