高市政権初めての予算案が衆議院を通過した。維新と連立を組んだ高市内閣、衆議院では与党はギリギリ過半数、参議院は過半数には達していない。補正予算案の採決は、国民民主党と公明党が参加し衆議院を通過、17日までの会期内に成立が確実な情勢。賛成にまわった理由を、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は国民民主党は表向きはガソリンの暫定税率廃止などが盛り込まれたことで、本音は支持層の7~8割が高市首相を支持していることから。公明党は表向きは子育て世帯への2万円給付、本音は自民党の関係を維持したいという部分もあるのではと指摘している。不安要素は定数削減法案。野党は反発していて成立のめどは立っていない。日本維新の会にとっては連立を組んだときから看板政策に掲げており、見送りなら連立離脱もあるのではと言われている点について、田崎氏は今国会で成立しなくても道筋ができれば連立離脱はないだろうとしている。
