兵庫県の斎藤知事が、百条委員会の最後の証人尋問でも正当性を主張した。百条委員会で、兵庫県の斎藤元彦知事は「誹謗中傷性の高い文書というのが私ども県の認識。人事当局としても判断されて、私としても了承した」と述べた。自身の疑惑を告発する文書を作った元局長の懲戒処分について問われた斎藤知事は「手続きを経て適切に対応した。真実相当性がないので、公益通報の内部保護にあたらない」などと繰り返した。「第三者による調査を斎藤知事に進言した」という元幹部の証言についても、「認識はない」と証言した。百条委員会を終えた斎藤知事は「文書の内容や誹謗中傷性で影響を考えると、直ちに対応しないといけない場面もある」と述べた。百条委員会は、今後、来年2月の県議会で調査報告書を公表する予定。