米の価格安定化。このミッションに向け先週、小泉進次郎農林水産大臣から発せられたのは「聖域なく」という言葉。小泉大臣の父・小泉純一郎元首相が得意としたフレーズ。先週から大手コンビニでも販売が始まった「備蓄米」。残りは約30万tとされている。示唆したのは海外からの米の輸入。1993年年夏、低温と長雨による天候不順のため米が記録的な生育不良に陥った。1994年、海外から米を緊急輸入する異例の対応がとられ、その多くはタイ政府が備蓄していたタイ米だった。その現状を取材しようと向かったのは、コリアンタウンで有名な「新大久保」。ジャンナットハラルフードショップに陳列されていたのはタイ米やインド米。タイ米5kgが3490円~4100円で売られていた。南アジアや東南アジアの米は1年前よりも倍近く値上がり。