新宿・歌舞伎町から徒歩で約5分の場所にある春山記念病院は、24時間365日「救急要請を断らない病院」として年間7000台以上の救急搬送を受け入れている。ある日搬送されてきた20代の女性は、電動キックボードで二段階右折をしようとした際にタクシーと接触事故を起こしたという。幸いにも脳や骨に問題はなかった。続いて運ばれてきた80代の男性には、脱水症状が現れていた。暑さで体調を崩す高齢者が多く、60代男性も炎天下を1時間歩き続け熱中症になったという。この病院には日本人だけではなく、インバウンドに伴い増加する外国人観光客もやってくる。そのため英語を話せるスタッフが午後5時過ぎまで常駐しているが、夜間にも外国人の患者はやってくる。スペイン人の夫婦は妻が坂で転倒し、腰を強打したという。骨は折れていなかったが、大事を取って松葉づえを購入してホテルに帰っていった。続いて運ばれてきた20代の女性は、歌舞伎町のライブハウスでステージに立っていたアイドル。ステージから落下し左足をひねり、くるぶし周辺が大きく腫れていた。夜遅くなると飲酒絡みの搬送が増え、朝から10時間以上飲酒していたという70代男性は新宿駅の階段から転げ落ちたという。午前1時にやってきた20代女性は、輸入品の調味料のふたを切ろうとして手を切ったという。顔が腫れていると午前6時にやってきた40代の女性は、韓国で歯の治療をしたという。夏休みで海外に行って体調を崩すケースは少なくない。春山記念病院の藤川翼副院長は「困っている人がいたら(救急外来を)取ってあげたいというのが一番」などと語った。
住所: 東京都新宿区
