まもなく引退を迎えるドクターイエロー。謎多きその内部にカメラが入った。神出鬼没の黄色い車体は「見ると幸せになる」と人気を集めている。ドクターイエローは線路や架線などを走りながら点検する“新幹線のお医者さん”。7両編成のそれぞれに特別な機器を搭載。1号車は信号や通信のデータが集められる電気検測室。先頭車両の顔部分には通常の新幹線にはない前方監視カメラがついていて、車内から映像を確認することができる。JR東海が所有するドクターイエローは今月、JR西日本のドクターイエローは再来年以降に引退。ドクターイエローに乗って働くのは運転士と車掌を含めて8人。ドクターイエロー引退後の点検は「のぞみ」をはじめとしたN700Sの車両に専用装置を搭載して行っていく。