2012年6月16日午前2時31分、大阪にあるコンビニで強盗事件が発生。事件から約2か月後、コンビニの常連客だった祐輔さんが身の覚えのないコンビニ強盗の容疑者にされた。コンビニの自動ドアから祐輔さんの指紋が発見されたという。祐輔さんは事件当時、音楽活動を行いメジャーデビューも決定していたが逮捕のよりデビューは取りやめになった。犯行を否認していた祐輔さんは証拠隠滅の恐れがあるとの判断から家族との面会が認められなかった。
事件の弁護を担当した弁護士からの助言で、翌日の取り調べから祐輔さんは黙秘を貫いた。黙秘した途端刑事たちの取り調べは格段に厳しくなり自殺願望すら脳裏をよぎった。一方、母はアリバイを証明する手がかりを発見し警察署を訪れたが聞き入れてもらえなかった。祐輔さんを救ったのは毎日届く母からの差し入れだった。さらに長年数え切れない容疑者を見てきた留置管理人からの「お前はやってないと思ってる」という言葉にも救われたという。
裁判のカギを握るのは犯行映像。犯人が祐輔さんではないことを裁判で証明しなければならない。日本の刑事裁判の有罪率は99.97%。祐輔さんは弁護士を通じて防犯カメラ映像の開示を求めた。開示されたのは1週間分、合計168時間という膨大なもの。映像を確認したのが母だった。身長や走る動作が息子じゃないと確信した。逮捕から65日目、裁判が始まった。検察は強盗ではなく窃盗罪で起訴した。
裁判の大きな争点は2つ。1つ目はアリバイの有無と指紋。アリバイの証明として弁護側が提出したのは友人がコンビニ事件が起きる17分前に撮影した写真。しかし検察は祐輔さんのアリバイはないと主張した。母と父は交代で防犯カメラの映像を見続け、ついに無罪への決定的な証拠を発見。
事件の弁護を担当した弁護士からの助言で、翌日の取り調べから祐輔さんは黙秘を貫いた。黙秘した途端刑事たちの取り調べは格段に厳しくなり自殺願望すら脳裏をよぎった。一方、母はアリバイを証明する手がかりを発見し警察署を訪れたが聞き入れてもらえなかった。祐輔さんを救ったのは毎日届く母からの差し入れだった。さらに長年数え切れない容疑者を見てきた留置管理人からの「お前はやってないと思ってる」という言葉にも救われたという。
裁判のカギを握るのは犯行映像。犯人が祐輔さんではないことを裁判で証明しなければならない。日本の刑事裁判の有罪率は99.97%。祐輔さんは弁護士を通じて防犯カメラ映像の開示を求めた。開示されたのは1週間分、合計168時間という膨大なもの。映像を確認したのが母だった。身長や走る動作が息子じゃないと確信した。逮捕から65日目、裁判が始まった。検察は強盗ではなく窃盗罪で起訴した。
裁判の大きな争点は2つ。1つ目はアリバイの有無と指紋。アリバイの証明として弁護側が提出したのは友人がコンビニ事件が起きる17分前に撮影した写真。しかし検察は祐輔さんのアリバイはないと主張した。母と父は交代で防犯カメラの映像を見続け、ついに無罪への決定的な証拠を発見。