ここからは元大阪府警・刑事の中島さんに解説いただく。先日番組スタッフ・Yさんの携帯にも不審な電話がかかってきた。Yさんのスマートフォンに電話があったのは今週火曜日の午前10時46分、勤務中だった。登録されていない番号で「アメリカらの着信」と表示されていたが、電話に出ると「Yさんの携帯ですか?」と聞かれ「はい、そうです」と答えると「神奈川県警捜査二課です。茨城県警の捜査依頼で電話している。いまから茨城県警に来てほしい」と言われたが、「行けない。かけ直してほしい」と言うとその後かかってくることはなかった。中島さんは「まず神奈川県警が茨城県警から捜査依頼で電話をかけてくるということはまずあり得ない。基本的には担当した警察部署が最後まで捜査する。ただ、全国指名手配は検挙の協力依頼をし、全47都道府県に犯罪の詳細・概要を報せて依頼をする、そういう事はあるが、捜査依頼はありえない。また、すぐに行けないような遠い場所の警察署を言う。『行く』と言われると嘘がバレてしまうので、遠い場所を言ってくる。そして『来れないなら電話で話を聞かせてください』と言って、最後にお金を振り込ませるところまで話を進めていく」などと説明した。警察が連絡してくるパターンは「参考人」と「被害者」のみ。ただ、アポを取るのみで細かい話はするものではない。