「水を買うようになったのはウイスキーの水割りがはやったから」について、日本ミネラルウォーター協会の渡邊健介さんが解説。ウイスキーが日本に入ってきたといわれているのが江戸時代末期。しかし、約100年後の1970年頃まであまり売れなかった。当時の日本には欧米のようにパブやバーが少なかったこと、和食に合わないイメージがあったことが理由に挙げられる。苦戦を強いられたウイスキーメーカーが売上を上げるために行った作戦について、お酒博士の橋口孝司さんが解説。海外ではウイスキーはストレートが一般的。しかし、そのストレートはアルコールに弱い日本人には不向きだった。そこで、ウイスキーメーカーは水割りを考案。和食に水割りが合うというキャンペーンを展開した。しかし、水割りには一つ問題が。それは、当時の水道水の独特の塩素臭さ(カルキ臭)。そこで、水割りをもっと美味しく飲めるようにと水割り用のミネラルウォーターを一緒に販売。この作戦で圧倒的に美味しくなったウイスキーの水割りは大ヒット。多くの人にミネラルウォーターの美味しさが広まった。
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