大阪・関西万博。日本国際博覧会協会は、パビリオンについて「年内着工なら間に合う」と言っている。パビリオンを各国が自費で独自に建設するというタイプA、基本計画署を提出したのは約50国・地域のうち7カ国。そのうち仮設建築物許可申請までいっているのがチェコとモナコの2カ国のみ。パビリオンの建設が進まない理由としては、参加国と国内の建設会社との契約が進まないこと。背景としては、建設資材の高騰や建設業界の人手不足など。パビリオンの出展形態はタイプA・B・Cから選べる。タイプBは、主催者が建物を建築し参加者に提供、展示施設・空間を作成する。タイプCは、参加国はパビリオン内の一部区画を借りて展示空間を作成、共同館は自由に区切り可。手が上がらないため、新たにタイプXが出た。タイプXは、基本構造は万博協会が建設、プレハブ建設になることで工期を短縮、内外装や展示は自国で行い、建設費も自国。石原は「日本の国力が低下しているのでは」と述べた。菅野は「情報を自由に得られる時代に効果があるのか」と話した。