日本医師会は、年末年始に予想を上回るインフルエンザの患者が医療機関を受診したことを明らかにした。日本医師会の松本吉郎会長は会見で「想定を上回る事態が発生した」と述べ、インフルエンザの流行は例年、年末年始で人の交流が減る時期に収まるものの、今年は予想を超える患者が医療機関に駆けつけたことを明らかにした。患者の増加に伴い、検査キットや治療薬が不足しているとの声が上がっていて、咳止めなどの医薬品が慢性的に不足している現状などについて、改めて国に対応を求める考えを示した。その上で、マスク着用などの基本的な感染対策の他、できるだけ平日や日中など医療機関が開いている時間に受診するよう呼びかけた。