あすノーベル平和賞の授賞式。演説する日本被団協の田中熙巳さんは13歳のときに長崎市で被爆し、5人の親族を亡くした。大学卒業後、被爆者運動に参加。日本被団協の事務局長を20年にわたって務めるなど、国内外で活動を続けてきた。世界で核の脅威が高まる中での今回の受賞について「核兵器は使ってはいけないと、廃絶すべきだと、ずっと叫び続けてきた。しかし現状は進展しない。もう一度世界中の皆さんに振り返ってもらいじじつをしっかりと受け止め許してはいけないとなってほしい」とコメント。田中さんは、役員の中で最高齢の92歳。演説には若い世代へのメッセージも盛り込みたいと考えている。今回の受賞をきっかけに、活動が世界に一層、広がることへの期待についても語ることにしている。