近年の研究で乾燥肌の要因が湿度の他にもあると判明した。湿度以外の乾燥の要因は寒暖差。日本気象協会のHPでも2019年より寒暖差肌荒れ指数を発表している。要注意は関東圏でも海のない内陸。さらに近年の研究でシミ・くすみにまでつながるという。紫外線だけじゃなく温度差でもメラニンが生まれシミ・くすみの原因となる。温度差ではなく寒さも乾燥肌を加速させるという研究がある。トリップチャネルは細胞膜に存在する外からの刺激を感知するタンパク質で発見は2021年にノーベル生理学・医学賞を受賞。全部で27種類あり、それぞれ温度や痛みを感じるなど違う役割を担っている。この中に温度を感知し細胞同士をくっつけるように導くものがある。大気で冷やされると肌の細胞のトリップチャネルが低下し細胞同士をくっつけられず隙間が生まれ水分蒸発や菌の侵入を防げなくなってしまう。特に外気温が15℃以下の状態で肌荒れやシミが起こりやすくなるため12月から要注意。