本格的な夏が来る前にできる暑熱順化についてスタジオで解説。日本気象協会が発表している暑熱順化前線によると、大阪、広島は5月の中旬、そして東京見てみると、5月の下旬となっている。暑熱順化をするのに有効な対策はウォーキングならば、30分を週5回、ジョギングなら15分を週5回、さらに、筋トレやストレッチは30分を週5回から毎日、お風呂は2日に1回は湯船につかる、こういったことが体を暑さに慣れさせる行動だという。個人差もあるが、数日から2週間程度はかかるという。産婦人科医・高尾美穂は「スポーツの世界では7日から10日ぐらいは早めに入って、体を慣れさせて、汗かきやすくして、心拍数も一時的に上げてから下がることによって、よりパフォーマンス上げやすいというのが、暑熱順化のそもそもの目的だった。」とコメント。日本は秋と春があったから冬と夏に慣れていける準備ができたわけだが、今はこれから暑い時期、酷暑が続くとなると、やっぱり大事になってくる。クリエイティブディレクター・山崎晴太郎は「暑熱順化という言葉が必要になるぐらい、日本が暑くなってくるということだと思う。それこそ、空間の作り方みたいなものを見ても、日本ってやっぱり、最近、気密性をどんどんどんどん高めているが、昔の日本家屋って柱があって、ツーカーになってて、風が逃げていったりとか、とんがってる切妻の屋根熱が上に逃げていって、天窓から暑さが逃げるとか、みたいなことがいろいろあったので、なんかそういうもののデザインみたいなものを見直すっていうのも、大事なのかなって思う」とコメント。また高尾は「汗をかきやすくする体になる汗腺トレーニングっていうけれども、これにはなるかと思う。」と話していた。