日本経済新聞によるとスポーツ用品大手・アシックスが自社株を活用して、スポーツ支援の財団をつくるとの株主総会の議案に対し、アメリカの議決権行使助言会社・ISS(インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ)が、反対推奨をしたという。アシックスは企業価値向上のため、社会貢献活動を切り離すなど意義を主張しているが、企業と財団のあり方に株主はどんな判断を下すのか注目が集まっている。業績好調のアシックスの足元の時価総額は、約2兆4000億円とこの2年間で4倍近くになったが、ISSは同意なき買収を仕掛けられた場合、財団が与党株主になるリスクがあると指摘。