この国会では、政治とカネ、補正予算、103万円の壁といった3つのお金が焦点となった。衆議院選挙の結果を受けて、どの党も過半数を持っていない「宙づり国会」ともいわれる異例の国会だった。与野党ともに手探りしながら一定の前進は見た形。政治とカネについては、政治改革の3つの関連法が成立。ただ企業団体献金の扱いは結論が出ず来年に先送りされた形。補正予算を巡っては、立憲民主党の求めに応じる形で修正が行われたほか、日本維新の会、国民民主党などの賛成も取りつけて成立。今後は来年度予算案が焦点になるが、それと関係しそうなのが103万円の壁。先週、与党の税制改正大綱がまとまり、所得税の控除額は123万円に引き上げる方針。ただ国民民主党はさらなる引き上げを求めていて、本格的な協議は年明け以降に持ち越される見込み。結果によっては、来年度予算案の賛否にも影響しそう。
URL: https://o-ishin.jp/