国会の会期末が迫り、野党が石破内閣に対する不信任決議案を提出するかどうかが焦点。きのう、毎日新聞は一面で「内閣不信任決議案の提出を見送る調整に入った」と報道。立憲民主党・野田佳彦代表は「根拠のない一面記事で憤りを覚えている」と発言。石破総理大臣は「不信任案が提出されれば衆院を解散する」としており、衆参同日選挙の可能性もある。立憲民主党議員によると「いま解散されたら、ほかの野党との選挙区調整が進んでいないので勝てない」。政治空白の懸念などからも野田代表は「不信任案提出を見送る」との見方が強まっている。立憲民主党・小沢一郎衆院議員は「不信任案を出すべき」と発言。立憲民主党は単独で不信任案提出可能な51人以上の衆院議員を擁している。ジャーナリスト・後藤謙次氏は「野田代表は提出しないと思う。参院側の野党共闘もあまりうまくいっていない。衆院選の候補者をそろえる準備はほとんどできない」と指摘。野田代表は衆院選で政権交代できなければ代表を辞めると明言している。自民党が野党にうまく立ち回っている点も影響している。国民民主党は「103万円の壁」、日本維新の会は「高校授業料の無償化」、立憲民主党は「年金制度改革」と自民党とやりたいことを成就しており全面対決とは状況が違う。自民党は、かなり上手に野党側をコントロールしてきた。国会は22日に会期末を迎える。野田代表は「不信任案についての判断は来週」と発言。
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