きょうのテーマは「新NISAスタート!投資先は米国株か日本株か」。海老澤さんは「旧制度との大きな違いは非課税限度額の大幅な拡充、制度の無期限化、積立投資枠と成長投資が併用できるところ。ただ旧一般NISAを引き継ぐ投資額は限りがある。個別ファンドを見ると残高ではインデックスファンドをはじめとした米国株投信が目立つ。足元ではオールカントリーの勢いが強いが残高で見るとインデックスファンドの存在感が強い。2020年・コロナ禍以降増えてきたのは2019年に老後2000万円問題が話題になり真剣に考え始めその中で選ばれたのがS&P500インデックスファンド。今年は円高にふれるということも念頭に置いて国や通貨分散することも考えたほうがいいかもしれない。主要な国の昨年の騰落率を見ると日経平均株価は主要国の中でも上位にいる。ただ日本の株が良かったわけではない。今年も日本株に注目する理由はデフレ脱却・インフレ定着への期待、日本企業の資本効率改善に向けた動き、新NISAを通じた個人の資金流入。アクティブファンドは上回っているファンドが結構あり、さらに新NISAでいいファンドにしぼられている。ランキングを見ると中小型株が多い。見方を変えて過去10年を前後半で見ると、情報エレクトロニクスファンドやOne国内株オープンなどが安定している。注意点は「なんちゃってアクティブ」というものが存在すること。最悪な場合はコストが高いだけのインデックスもどきみたいなものがあったりするので難しいが運用会社が開示してる月リポートにヒントが隠されていたりする。」などと述べた。来週は日興リサーチセンターの藤原崇幸氏。「目的をしっかり定めて 新NISAを上手に使おう」。