円相場は先月29日1ドル=160円台まで下落した後、一気に154円台まで値を戻す場面があるなど乱高下の1日となった。為替介入との観測が広がる。日銀が公表した当座預金残高の見通しの財政等要因によると市場予想と5兆円以上のズレが生じていることがわかった。政府・日銀が5兆円規模の円買い介入が行われていた可能性が浮上。政府・日銀はおととし10月に過去最大規模の5.6兆円で介入を実施しており、このときに匹敵する規模の介入だった可能性がある。政府は介入の有無を明らかにしていないが、市場では覆面介入を行ったとの見方が広がっている。