矢嶋康次の解説。ドル円は日銀の介入後再び円安方向に進み現在は155円台半ばとなっているが矢嶋さんは、人口が減っていると、労働力人口はマイナスの影響がでるなどと話しだし、ドルベースで賃金が極端に安いということになると海外から日本に人は来ない。逆に日本から海外に人は向かうということになる。日本の復活という問題を考えると非常にこの円安というのが難しくしているというのが今の状況などと説明。また、政府としては日本の構造的な問題解決、好循環の動きをプッシュして結果として日本が強くなるので円安を修正するというそういう流れになるために来月出てくる骨太の方針の中身も好循環で国内の賃上げを進める、国内投資の動きをさらに強めるみたいな問題意識対策を打ってくることになると思う。国内投資を増やす上での政治的なリスクについても解説。政治が停滞した時に動き出すという期待感から株価が上昇することが多かったが、設備投資の裏側である今日本の再評価の動きがもしかすると止まりかねないことが政治リスクのひとつとなどという。また、経済安保とか各国で進まれる産業政策というのは国が主導するので民間はそれに応じざるを得ない。来年米国ではトランプ大統領が誕生して外交安全保障のやり方がガラッと変わるということも意識され始めている状況を考えると、政府、国の役割というのが非常に大きく立ち回りを間違えると株式市場とか経済そのものの方向性が変わってしまい日本の再評価を変えてしまう可能性があるなどと矢嶋さんは政治リスクを見極めることの重要性を伝えた。