再び円売りが加速している。円相場は先ほど1ドル=159円40銭台まで円安が進んだ。政府日銀が為替介入に踏み切った4月末以来、およそ2か月ぶりの円安水準。政府による電気、ガス代の補助を巡っては、先月の使用分までで終えることになっていたが、岸田総理は新たに酷暑乗り切り緊急支援として8月から10月までの3か月間に限り補助を行うと発表。現在行っているガソリンなどの補助金も年内は継続するとした。さらに秋に策定する事を目指す経済対策の一環として、年金世帯・低所得者世帯を対象に追加の給付金を検討。財源について、岸田総理は「議論を進める中で確定していかなければならない」とコメント。TBSスペシャルコメンテーター・星浩は、岸田総理の狙いについて「想定外の事態という事が一つと秋の自民党の総裁選挙を睨んで少しでも自分の人気・政権の勢いを挽回したいと思っている」などと話している。