楽天証券経済研究所・香川睦さんが電話で解説。日経平均予想レンジ:3万9400円〜3万9900円。米国市場で株価が小幅反発し、為替はドル円がしっかりと戻ってきた。欧米の政治的不透明感もあり、本日の東京市場はもみ合いになりそう。週後半に米国で雇用関連指標の発表が相次ぎ、金融政策への影響を警戒し見送り感が強まると思われる。国内では今期の業績見通しや日銀の金融政策を巡る不透明感も重しとなりやすく、午後には時間外のニューヨーク先物の変動をにらみながら神経質な動きを想定。注目ポイント:「トランプリスク」と夏枯れ相場。「米国大統領選挙の当選予想確率:トランプ氏、バイデン氏」のグラフを紹介。民主党大会に向け政局をめぐる不確実性が高まっている。「S&P500の季節性」のグラフを紹介。。米国株が調整入りすれば、海外投資家のリスク許容度が減退し、日本株買いも弱まりそう。「TOPIX、予想1株当たり配当(TOPIXベース)」のグラフを紹介。香川さんは「日経平均は11月以降には年初来高値を更新し、年内に4万2000円に挑戦する相場展開を予想している」などと話した。