あおぞら銀行・諸我晃さんがスタジオで解説。ドル/円予想レンジ:141.50円〜143.00円。金曜日は米国雇用統計の下振れで、ドル円相場は一時143円台に入るなど上値の重い展開になった。きょうは日本の国際収支や中国の物価指標が発表さえれるが、米国CPI発表を控え方向感の出にくい動きになりそう。注目ポイント:ドル相場の波乱は続く。8月に市場が大きく乱高下したが、ドル円相場はしばらく落ち着かない展開が続きそう。ドル円相場は、当面のイベントに対する警戒感が大きく影響。年内にあと3回ずつ予定されている日米の金融政策会合。米国FRBが利下げを進めるとみられる中、日銀は利上げを検討。金融政策の方向性の違いはドル円相場を動かく大きな材料。グラフ「政策金利の市場予想:FRB、日銀」。年内米国大統領選が最大の政治イベントとなるが、日本の自民党総裁選、解散総選挙への備えもドル円相場の変動リスクを大きくしている。諸我さんは「ドル円は当面、値幅の大きい落ち着かない展開になりそう。レンジを切り下げながら下落トレンド。年内は140円あたりがドル円のサポートになってくるとみている」等と話した。