中空さんはユーロ圏のPMIに注目しており、「PMIが発表されるが、すでにS&Pグローバルなど様々なところから改定値が出ている。それによるとドイツやフランスなども割と悪い。特にドイツは42.5という結構ひどい数字が出ている。いまからドイツが選挙もやるし、これくらい景気が悪いと選挙結果はますます悪くなるんじゃないかという懸念もある。他の国々が盛り上がっているときに欧州がどれくらい足を引っ張るかというのに要注意」などと話した。門田さんはトランプ氏の就任演説について「一番は関税。世界一律10%と言われているが、一部では段階的に実施するのではという報道もあったし、より為替に大きな影響を与えるものとしては産業別の関税」などと話した。また、日銀会合については「トランプのあとにマーケットが大荒れしなければという前提だが、25ベースの利上げを予想しているし、マーケットもすでにそれを折り込み済み。そういった意味では利上げをしたからと言って円高に振れるわけではないと見ている。さらに先行きも物価・賃金動向の堅調さが続けば利上げの路線継続も予想されるが、次の利上げは秋以降になるのではないかと。前回からすると半年ベースなので、次は7月という見方もあるが、7月の参院選や0.5%に達するのが久しぶりなので、その影響の見極めに時間がかかるということになると、日銀の影響で円安が抑えられるというのはちょっとしばらくは難しくなるんじゃないかとみている」などと話した。