楽天グループが子会社の楽天銀行の株式の一部を売却すると発表。新たに売却されるのは、楽天グループが保有する楽天銀行の株式の4分の1にあたる2550万株で、売却額は現在の株価ベースで約700億円に上り、楽天グループの保有比率は5割を切る見通し。背景にあるのはモバイル事業の不振で、基地局の整備などに投じた約1兆円の資金の多くは社債で調達されており、楽天銀行株を売却することで悪化した財務状況の改善を急ぐ。今回株式が売りに出されるのは海外市場で、楽天銀行は今年4月に東京証券取引所のプライム市場に上場している為、国内で売り出すことも可能だが、入山章栄氏は「楽天は海外でも知られているので、海外の方が広く高い値段で買ってくれる投資家を募れるという判断。」などと話した。