早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄さんによるスタジオ解説。Uber Japanは2014年から日本で配車サービスをスタートさせている。新しいことをするときにはロビイストの役割が重要だが、ウーバーはロビイングの活動で苦戦したためここまで時間がかかった。ここで言うロビイストとは、日本で一般的にイメージされるような政官との癒着に関係した人物ではなく、自社のサービスの正当性を主張するプロフェッショナルを指す。こうしたロビイストはアメリカでは一般的で、登録されているロビイストだけでも1万人以上いる。対して日本は数十名しかいない。日本でもAirbnbやアマゾンのAWSなどでロビイストが活躍したと言われているが、特に入山さんが注目しているのが電動キックボードのLuup。当時、賛否両論あったにも関わらず普及したのには、Luupの創業者たちが、国交省と警察庁にうまくロビイングを行ったことが一因としてある。ロビイストが増えることは、Luupのようなスタートアップが増えることにも繋がる。