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「明るい農村」 のテレビ露出情報

画家の原田泰治さん(2022年81歳没)。全国各地を訪れて取材し、その土地に生きる人々の暮らしなど日本の原風景を描いてきた。原田さんは昭和15年、長野県諏訪市で生まれた。1歳の時小児麻痺にかかり両足が不自由になった。その後、移住した伊賀良村での自然とのふれあいが、原田さんの絵の原点になっている。将来の目標が見えたのは高校時代、県の展覧会や全国のポスターコンクールで次々と入賞した。昭和38年、武蔵野美術大学の商業デザイン科を卒業、銀座のデザイン事務所に就職するがすぐに挫折し、故郷へ帰った。故郷でグラフィックデザイナーとして独立し、パンフレットやポスターなどを手掛けた。仕事の合間にふるさと長野の風景を描き始め、絵本を出すようになった。使うのはアクリル絵の具。子供の頃培った観察眼で丹念に描き込んでいく。一方で、目や鼻、口などは描かないことにしている。人々が自由に目鼻を入れてもらったほうがいいとのこと。一つの仕事を持ちながら自分の故郷を描くというスタイルについて、ユーゴスラビアの素朴画家にも影響を受けた。グラフィックデザイナーとして生計を立て、絵は別の時間に描いた。生活のために妥協した絵は決して描かないと心に決めた。昭和57年に新聞連載が始まった「原田泰治の世界」で、原田さんの名は広く知られるようになった。海外で個展を開くなど、素朴でぬくもりのある絵は国境を越えて評価されるようになった。平成10年、自分の作品を集めた美術館「諏訪市原田泰治美術館」をオープンした。その後も原田さんは、移りゆく時代の中で後世に残しておきたい風景を描いていった。晩年、コロナ禍で大切なことについて、限定された世界の中でなんでもかんでも動けばいいというものじゃなくて、じっとしてそれを見つめるということが大事、などと話した。日本の豊かさ、美しさを再発見し教えてくれた原田泰治さん、心のふるさとを描き続けた81年の生涯だった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月12日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン蔵出しセレクション
「あの人に会いたい」はNHKに残る映像をもとに著名人を紹介する番組。ことし1月に亡くなられた漫才トリオ・かしまし娘などでも活躍した正司歌江さんの貴重な映像をご覧いただきます。俳優としても数々の作品に出演。昭和4年、北海道で生まれた正司さん。両親は一座を率いる旅芸人でした。初舞台は3歳。男の子のような出で立ちでいることも多かったという。12歳の頃、次女の照枝さ[…続きを読む]

2024年6月8日放送 16:45 - 17:13 NHK総合
あの日、偶然そこにいてあの日、偶然そこにいて
1978年6月16日。インベーダーゲームが発表された。過疎化に悩む村で村おこしに情熱を捧げた映像にはインベーダーゲームが映っていた。当時、若者のリーダーだった横道さんがインベーダーゲームがあった喫茶店を案内してくれた。若者たちはこの喫茶店で熱い議論を交わし町おこしをしていた。それでも過疎化に歯止めがかからず若者たちは村を去った。横道さんは村に残り地域のために[…続きを読む]

2024年6月1日放送 5:40 - 5:50 NHK総合
NHK映像ファイル あの人に会いたい(NHK映像ファイル あの人に会いたい)
正司歌江はかしまし娘の長女として三味線を弾き人気を博した。俳優としても数々の作品に出演。昭和4年北海道で生まれ両親は旅芸人だった。3歳で初舞台を踏み12歳で妹の照枝とコンビを結成。戦争中は慰問にも出かけた。18歳のとき芸能界から離れた。親に勘当されキャバレーで働くなど職を転々とした。やがて富山へ移り芸者として働く。1956年かしまし娘を結成し人気を博した。し[…続きを読む]

2024年3月10日放送 14:20 - 14:30 NHK総合
10分で巡る にっぽんの廃線(10分で巡る にっぽんの廃線)
NHKアーカイブスの様々な映像とともに南部縦貫鉄道、花巻電鉄などの懐かしの路線を紹介。下北交通の大畑線では運転士が整備士も兼任していたという。

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