中国で来月10日から始まる旧正月「春節」の連休を前に、ふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが今日から始まった。今日から3月5日までの40日間を、鉄道や飛行機などの交通機関が特別態勢をとる「春運」と呼び、多くの人が帰省や旅行で移動するが、交通運輸省によると、この40日間に地域をまたいで移動する人は、のべ90億人と過去最多になる見込み。中国の大手旅行会社によると、海外旅行先はタイや日本、韓国が人気。一方、中国は現在、世界で感染が広がる新型コロナの新たな変異株が増加傾向にあり、春節の大移動による感染再拡大を懸念する声もある。