「春節」により日本への中国人観光客は目立つもののコロナ前ほどではない。その理由の一つが去年8月に行われた処理水の海洋放出。これに中国政府が猛反発。そのため中国人観光客は激減した。当時、日本に来ていた観光客も「処理水放出がなければ安心して海鮮を食べられるのに」「海鮮は食べる勇気がないから麺類やギョーザを食べています」と話していた。現在はどうなのか東京駅の寿司店を訪ねた。スーツケース片手に続々来店してきたのは中国人観光客。処理水について尋ねると「気にはします。でも観光に来ているので今は気にしていません」と話した。中国東部にある蘇州から来た女性が注文したのはご飯の上にイクラやホタテなどが乗った海鮮丼。ご飯は残してしまったが刺身は完食。中国人観光客はコロナ前の約3割で根強く残るのが「処理水の放出は観光に影響あると思います」との意見。店員は「若干火を通したもののほうがいいという方もいます。中国の方が戻って来てくれるとうちも助かります」と話した。