中国の国家統計局が発表した先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.5%の上昇となった。消費者物価指数がプラスとなるのは12か月連続で、旧正月の春節の大型連休がことしは先月下旬から始まり、旅行関連の価格が大きく上昇したことなどが主な要因。その一方で消費者の節約志向が強まる中、自動車が値下がりしたほか、住宅販売の低迷で家具や家電製品の価格も下落し、デフレへの懸念は依然としてくすぶっている。中国では不動産不況の長期化で内需の停滞が続いていて、効果的な対策を打ち出せるかが焦点となる。
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