吉川雅幸さんの経済視点は「ドル円レート」で、「どのくらい円が反発するか。日本は貿易収支が赤字化している。デジタル赤字など構造的な要因で円高になりにくくなっている。米国の利下げはマーケットが織り込んでいる。構造要因が弱かったり思った以上に米国の景気が悪くなったりすると円の上昇が続く。経済や日銀の政策にも影響する。インフレについて160円になった時にはインフレが上振れる。長い目で見ると130円台ぐらいだと日本のインフレ率は2%前後。円高になると1%の方に行く可能性もある」などと話した。藤代さんの経済視点は「街角景気」で、「8月の数字は49.0。3カ月先の景況感をとる先行き判断は50.3。新NISAで投資家の層が拡大するなかで8月の株価は乱高下した。しかし、ほとんど関係はなかった。景況感改善の背景は6月に定額減税が開始された効果が出てきた。名目賃金の上昇。賃上げ後数カ月給与が振り込まれてマインドが上向いた可能性があるのでは」などと述べた。