8月の景気ウォッチャー調査は足元の景気実感を示す指数が4か月連続で改善した。景気は持ち直しの動きが見られる。どうやら猛暑効果が数字を押し上げたよう。観光、外食、飲料も好調。一方、4~6月期のGDPの改定値も速報値から大幅な上方修正となった。この先は多くのエコノミストが、トランプ関税の影響も徐々に出てきて輸出を中心に成長率が減速すると見ている。場合によっては7~9月期に関して言うと、マイナス成長になる可能性も指摘されている。トランプ関税については、日米の合意に怪しいところがあって、特に話題になっている80兆円の投融資については、日本側がアメリカと約束した通りに投融資していかないと、いつでもアメリカ側はまた関税を引き上げることができるという約束になっているから、ちょっと不透明な要因は依然として残ったまま。
