陸上自衛隊 佐賀駐屯地で4か月に及ぶ長期取材が初めて許された。こちらは去年7月に新たに開設された。隊員約400人が任務にあたる。食堂、商店、理髪店もある。最大の特徴は、新型輸送機V-22の拠点ということ。17機を運用している。オスプレイはアメリカが開発した輸送機で、固定の武器は備えていない。垂直に離着陸できるが、安全性を疑問視する声もあった。オスプレイ導入を決めた理由がわかる訓練が相浦駐屯地で行われた。水陸機動団は九州より南の南西諸島防衛の切り札の1つとされ、島が敵に選挙された場合、奪回することを主な任務としている。オスプレイは有事の際、滑走路のない島などに水陸機動団を運ぶ。ヘリコプターの2倍、時速約500で飛行可能。防衛省は、佐賀に拠点を置いた理由について、相浦までの距離の近さをあげている。ヘリコプターモードではナセルがほぼ真上を向いているが、角度を水平近くまで変えると飛行機モードになる。コンピューターが制御するので期待は常に安定している。佐賀駐屯地の目の前の有明海ではノリ養殖が盛ん。駐屯地ができたことによる影響について、ノリ漁師の中島正満さんは駐屯地は不安要素の1つとしていて、今季に関しては大きな変化はないとしている。オスプレイは離着陸の際は住宅地を避けて海の上を飛行する。海に落ちたらノリが商品にならないという。オスプレイは2023年11月に屋久島沖に墜落し8人が死亡するなど開発段階で事故が重なっている。佐賀駐屯地トップの青山佳史司令は「できるだけ正しい情報をお伝えしてご理解をいただくよう努めていかないと信頼は獲得できないと認識しています」と話す。実際に搭乗してカメラ7台で取材。オスプレイはチーム4人で運航。4人の音声も収録した。鳥にも注意を払って飛行開始。航空機は離着陸の際に最も注意を要する。カメラが搭乗してわかったことは、オスプレイはチーム4人が連携・会話し安全な飛行を心がけている。駐屯地では、周辺住民に直接説明する場も設けている。駐屯地は地域からイベントなどの声掛けがあれば可能な範囲で協力したいとしている。いま見据えるのは、青山司令は、「より効果的に訓練を実施して練度を向上させることが、我が国防衛のためにすごく重要なことだと認識しています」と話す。
