今夜、芥川賞直木賞の選考会が行われ、芥川賞は初選出の作家2人の作品が受賞となった。見事受賞したのは松永K三蔵。芥川賞受賞作「バリ山行」は主人公の会社員がルートを外れて山に登る危険度の高い登山、バリに出会い登山と仕事を重ねて人生に向き合っていく物語。登山と人間関係の対比をみずみずしく描き切ったことが評価された。
もう1つの芥川賞受賞作は朝比奈秋の「サンショウウオの四十九日」。体は1つなのに意識と人格は2つある結合双生児の姉妹の生活を描いた物語。もともと医者で今でも医療の現場に立つ朝比奈。同じ体を生きる姉妹の人生をシリアスになりすぎずに時には明るさを持って描いたことが評価された。なお直木賞は一穂ミチの「ツミデミック」が受賞した。
もう1つの芥川賞受賞作は朝比奈秋の「サンショウウオの四十九日」。体は1つなのに意識と人格は2つある結合双生児の姉妹の生活を描いた物語。もともと医者で今でも医療の現場に立つ朝比奈。同じ体を生きる姉妹の人生をシリアスになりすぎずに時には明るさを持って描いたことが評価された。なお直木賞は一穂ミチの「ツミデミック」が受賞した。